上下の見える歯を白いセラミックに替える。
見える所の歯並びを整える事と色をキレイにする為に来院された患者様です。
上の前歯10本はブリッジタイプのメタルボンドになっていました。
オールセラミックのブリッジの場合、大体6本位までのブリッジが一般的になります。
①適合性の問題と②たわまないセラミックのブリッジは本数が増える程、割れやすくなるからです。
①適合性を良くする為に
ジルコニアのフレーム部分を削り出す場合、通常は機械に土台の形を読み込ませて機械にプログラミングされている形を削り出しますが、これですと3本ブリッジも10本ブリッジも同じように機械は削り出してしまいます。
歯科医師の立場からすると短いブリッジでは問題ない形態でも長いブリッジだとそうはいかない事も多々発生します。
そこで今回は最終的な歯の形態をワックスで作成して、その形を機械に読み込ませてジルコニアブリッジのフレームから最終形態まで作成しました.
②割れにくくする為に
オールセラミックと言えども無理な力がかかれば割れてしまいます。
人には噛み癖がありますので、仮歯の段階で無理な力がかからないように十分調整しておきます。
患者様に仮歯が調和していれば、仮歯が壊れたり、取れたりする事もほとんどありません。
実際にセラミックの歯を製作する時も仮歯の時の噛み合わせを大きく変えないようにします。
下顎の歯6本は歯並びを揃えて製作しました。
全て神経の残っている歯であった為しみないようにします。
上の前歯にジルコニアセラミックの10本ブリッジと下の前歯にジルコニアセラミックのクラウン6本をセットしました。
¥784,000円(税別)