保険の白い前歯が変色して汚れも落ちないので、上の前歯6本と下の前歯6本をオールセラミックの歯にする為に来院されました。
保険の白い歯の場合、金属のフレームにプラスティックの白い歯を貼り付けた『レジン前装冠』という歯で治療する事が一般的です。
今回の患者様も上に6本の単独のレジン前装冠と下に3本の単独のレジン前装冠と3本ブリッジのレジン前装冠が装着されていました。
レジン前装冠は経年劣化により艶がなくなったり、タバコの成分がプラスティック部分にしみ込んだりして茶色く変色したりします。
上下の前歯の治療を行う場合、一般的には上の前歯から治療を始める事が多いです。
それは下の前歯より上の前歯の方を先に治療したほうが審美的な改善を早く実感できるからです。
前歯の歯並びを変える事なくクラウンをオールセラミックに変えるだけであるならば、その治療の順番でなんら問題はありません。
しかし、セラミック矯正などで、上の前歯を後ろに下げたい時など下の前歯から治療した方がより上の前歯を後ろに下げる事ができるようになります。
その辺につきましてはカウンセリング時にご説明しています。
今回は特に歯並びを変える必要は無く、患者様的にも上の前歯からの治療をご希望されましたので、先ずは上の前歯にジルコニアセラミックのクラウンを6本セットしました。
¥294,000円(税別)、¥323,400円(税込)
引き続き下の前歯の治療を行い、左下の前歯にジルコニアセラミックのクラウン3本をセット、右下前歯にジルコニアセラミックの3本ブリッジをセット、合計6本のオールセラミックの歯をセットしました。
¥292,000円(税別)、¥323,000円(税込)